シグナル100
橋本環奈ちゃんがヒロインを務める、学園ホラー?
担任を務めるクラスの生徒に慕われていたはずの先生(中村獅童)が、クラスの生徒に自殺をしてしまう催眠術をかけていた。しかも、自殺へのシグナルは100もある。
遅刻、授業中の携帯の使用、、、どれも確かに教師からすると生徒に改めてほしいところでありましょう。とはいえ、自殺させなくてもよくないですか?
そんなことを思いながら観ている時に放つ担任の言葉は以下の通り。
「覚えているかな
この世には何の前触れもなく起きることがたくさんあると教えた。
それは自殺にも言えるんだ。
ある日突然に自殺する人がいる。
悩んでいた様子もなく、周囲はその人がなぜ命を絶ったのか理解できない。
でももしかするとその人が自殺した原因は意外と単純かもしれない。
例えばその人がいつの間にか自殺する催眠にかかっていたとしたら」
それを聞いて、悲しくなりました。
なぜなら、タイムリーだったから。
映画はそこそこ面白い程度でしたが、そのセリフが心に残っています。
身内が自殺したことはありませんが、親しい人が亡くなるのは悲しいことです。
病気で入院していた父を自宅で看取ったとき、覚悟していたのにすごくつらかった。
なのにこの悲しみが心の準備もなく迎えるなんて、なんて大きなショックだろう。
想像するだけで心臓が必要以上に鼓動を打ちそうです。
映画を見るとき、ストーリーやキャストを重視して観ますが、
今回に関しては、そのセリフが最も心に残りました。
ちなみにこの映画の見どころは、
橋本環奈ちゃんが学校で夜明けを迎えて泣くところです。
ぜひあおりで撮影している彼女の泣き顔をご堪能ください。